多良岳・黒髪山(リベンジ登山)

多良岳
多良岳

【日 時】2000年12月30日(土)
【天 候】曇りのち晴
【山 名】多良岳(996m)・黒髪山(516m)
【山 域】佐賀
【ルート】 (8:50)中山キャンプ場--(10:00)多良岳--(10:15)国見岳--
(11:15)中山キャンプ場==(13:30)黒髪山登山口--(14:45)黒髪山頂--
(15:20)見返り坂--(16:00)黒髪山登山口==(19:30)長崎
【所要時間】2時間25分・2時間30分
【メンバー 】二人


朝日を見てユックリ朝食を摂って出かける。太良から県道に入り中山キャンプ場に着く。閑散としているが、コテージなどが十数軒立っている。登山道入り口には多良岳と経ヶ岳の標識がある。

常緑樹の樹林帯の急坂となる。幸福坂を登り切ると平坦な道となる。見上げ坂辺りでは谷を挟んだ左手に多良岳が木の間越しに望まれる。林相が落葉樹帯になる辺りに花百の「キツネノカミソリ」の群落地の案内があった。夫婦坂辺りからは苔むした岩屑帯で冬涸れの雑木林となっていた。登り詰めたところで稜線で大村市側からのルートと出会う。

石段の道を登ると岩混じりの山道となる。大岩には凡文字が彫られていた。登り詰めたところの左に「国見岳」の案内があり、山頂はその先であった。

山頂には石の祠があった。西側は風が強く、霧が掛かっていたが黒木岳や一宮岳へのピナクルが時々望まれた。経ヶ岳までの稜線もアップダウンが多く楽しそうなルートであった。
夫婦坂 多良岳山頂
夫婦坂
多良岳山頂
双子峰の国見岳へも行ってみる。経ヶ岳へは諦め、昨日紛失したと思われる「九州百名山」の本を探しに黒髪山に向かう。昨日辿った道を戻り、有田から竜門ダム湖奥の登山口に着く。

丁度夫婦連れの下山者がいたので、行動中本が落ちていなかったかどうか尋ねる。昨日の私達と同じコースを採ったが、見かけなかったとのことであった。彼らの前に登山者がいたので、あったとすれば彼らが拾ったのではないかと言われた。佐世保の人でこれから我々が予定している山についても色々アドバイスして頂いた。兎に角、昨日のコースをトレースし山頂まで登ろうということになった。身支度を整え出発する。

時間的に切迫した昨日の登山とは違い、ユトリを感じる歩行となった。分岐まではアッと言う間に到着。直登ルートを辿り昨日引き返した辺りをユックリ通過するが、何も見つからなかった。

急坂を暫く登ると左へのトラバース状の道になる。下山者と出会う。稜線からの道と出会い、ピークに達する。「蛇焼山」の標識がある。来年の干支の名の付いた山に偶然出っくわしてしまったが、顕著なピークでない様子であった。
黒髪山から青螺山方面の眺め 雄岩
黒髪山から青螺山方面の眺め
雄岩
稜線を暫く辿ると見返坂への標識のある開けた岩場の隅に達する。岩場に出ると視界が開け山頂の大きな岩盤が目に飛び込んで来た。鎖場を登り詰めると360度の大展望が待っていた。岩盤は切れ落ち岩の上に立つと足の裏がムズムズする。西側は登ってきたダム湖が南には有田の街が眼下に望まれ、東北には雌岩・雄岩の岩峰群が目をひく。ふと気が付くと下方から人声が聞こえる。子供連れのファミリーが元気よく上がって来た。地元の人の様で山頂まで1時間掛からなかったとのことであった。山と渓谷社の案内書を見ると、山頂直下まで車で来られるようだ。

見返峠経由で帰る。分岐直下は結構厳しい鎖場になっており、ミニ戸隠といった感じだ。ここからも峠まで一気の下りとなる。峠付近では切り立った雌岩・雄岩が眼前に迫力を増す。

峠からは緩やかな道となる。駐車場に戻る。本日の宿、長崎市を目指す。途中、ハウステンボスの案内があり、長崎市から遥かに離れたところにあることを知る。雨が降り出し、道を間違え海岸線の国道202を走る。長崎市に辿り着く。長崎市は大きな都市で駅を目指し、人に聞きながらなんとか眼鏡橋近くの宿に辿り着く。


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